初めて喪主になる方へ
抑えておくべき点は4つ
会葬されたこと、故人様と生前にお付き合いいただいたことへの謝辞を伝えること。故人様の生前中と変わらないお付き合いをお願いすること。形式的な言葉ではなく、喪主様らしい言葉を選ばれること。これらの内容を3分以内にまとめることの4つです。文例集をご用意いたしましたので、ご参照ください。
例文
本日は、お忙しいところ故( )の葬儀並びに告別式にご会葬いただきまして、誠にありがとうございました。
おかげさまで滞りなく式を終えることができました。
生前は、皆様にひとかたならぬお世話になりました。故人に代わりまして、心よりお礼申し上げます。
今後は残された家族一同、力を合わせて生きていく所存でございます。
故人亡き後も私ども遺族に対しまして、かわらぬご指導いただけますと幸いでございます。
本日は本当にありがとうございました。
喪主以外の方も挨拶
「挨拶は喪主がするもの」と思われがちです。しかし、最近では「喪主の母に負担をかけたくない」「これから世帯主になる長男に任せたい」といった理由で、喪主以外の方が代わって挨拶される場合もあります。
例文
遺族並びに親族を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。本日はご多用にもかかわらず、
故( )の葬儀告別式にご会葬くださいまして、厚くお礼申し上げます。
故人の生前中は、皆様にひとかたならぬお世話になり、そのご恩返しもできないまま、この日を迎えましたことは、故人にとりましても誠に残念であったと思います。
遺された家族に対しても、今後とも故人の生前とかわりなきご指導、ご鞭撻をたまわりますようお願い致します。
本日は、誠にありがとうございました。
故人様と縁の深い方を
喪主は、故人様と縁の深い方からお務めいただいたほうがよろしいでしょう。たとえば、ご夫婦のどちらかが旅立たれた場合、残された配偶者、長男、次男、長女、次女といった順になります。最近では、「母に負担を掛けたくない」と言った理由から、喪主のお名前だけはお母様で、ご子息が代行される場合もあります。
喪主はご家族を代表し、ご葬儀の日程や内容を決めたり、ご会葬者に対応するご葬儀の中心者となります。
気になる香典の収支
年齢や故人様との関係にもよりますが、ご親族の場合は1万円から10万円、会社関係の方の場合は3,000円から1万円、友人・知人の場合は5,000円から1万円が目安となっています。ご葬儀プランを選ぶ上で、香典のおおよその合計金額でどの程度まかなえるかが指標のひとつとなります。
香典・供花を辞退する場合は
「会葬者の方の経済的な負担を減らしたい」「親族や親しい友人で見送りたい」といった理由で、香典や供花を辞退されるご家族もいらっしゃいます。その場合は、事前にFAXなどでご案内しておきましょう。
相続増税に備えて
2015年1月1日から相続増税が行われ、相続税の基礎控除額は「5,000万円+1,000万円×法定相続人数」から、「3,000万円+600万円×法定相続人数」まで縮小されました。相続対策については、専門知識を備えたスタッフがお答えいたします。
口座凍結の可能性は
故人様の死亡届が役所に提出されたからといって、役所が金融機関に連絡して、口座を凍結することはありません。なお、口座の凍結を解除するための方法は遺言書の有無で異なりますので、ご相談いただければ適切な対応を提案いたします。
まずは菩提寺の確認
大切な方がお亡くなりになったとき、仏教の場合(お墓があったり、仏壇があったりする場合)菩提寺の有無をご確認ください。菩提寺が分からない場合はご親族の方にご確認ください。菩提寺がない方には、私共が司式者(導師)をご紹介することが可能ですので申しつけください。
お布施(御礼)の内訳とは
お布施(御礼)には、「信士・信女」といった戒名料と通夜・告別式の読経への謝礼が含まれています。司式者により金額は違いますが、菩提寺の場合は、ふるさわは仲介を致しませんので喪主様から直接司式者へお伺いをして頂きます。ご紹介の場合は金額のみをお伝えして喪主様から直接司式者へお布施(御礼)をお渡し頂くようにさせていただいております。